直接応募と転職エージェント経由の応募で受かりやすいのはどちら?

転職活動で求人に応募する主な方法は、転職サイトなどを通じて自ら応募する直接応募と、転職エージェント経由の応募の2つです。
この記事では、リーダーや管理職、専門職といったハイクラス層の方が転職活動を行う場合、直接応募と転職エージェント経由の応募のどちらが受かりやすいかを解説。それぞれの応募方法のメリットや、直接応募と転職エージェント経由の応募を併用する際のポイントもまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
直接応募(自己応募)とは、転職サイトなどの求人に自ら応募すること
直接応募とは、求人情報を探し、転職サイトや企業のWebサイトの採用ページなどから自分で応募することを指します。サイト経由での応募のほか、SNSの求人情報や企業に勤めている友人・知人に紹介してもらい応募するリファラル採用なども直接応募の一種です。
転職希望者が自分自身で応募先を見つけ、選考プロセスに進むことから、「自己応募」ともいわれます。
転職エージェントとは、転職希望の個人と採用希望の法人を仲介するサービスのこと
転職エージェントとは、転職を希望する個人に相対する「キャリアアドバイザー」や「ヘッドハンター」が個人の転職活動を支援するサービスのことです。希望に合った求人を提案し、応募書類の添削や面接対策も行います。
なお、転職マーケットでは、キャリアアドバイザーとヘッドハンターを区別して捉えるケースも少なくありません。一方で、両者はともにキャリアカウンセリングや求人紹介、応募代行といった転職支援を行うことから、本記事では両方を転職エージェントとして解説します。
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直接応募のメリット
直接応募を行うことには、いくつかのメリットがあります。主なメリットは下記のとおりです。
自分のペースで転職活動ができる
直接応募では転職エージェントが介入しないため、転職希望者は応募のペースを自分の意志で決められます。また、応募のペースや入社日の交渉を自分の都合で決めることもできます。気になる企業の求人が出た際だけ応募をしたい、という場合も思いのままとなります。
仕事をしながら転職エージェントとやりとりするのが大変だと思う方にとっては、自分のペースで進められることはメリットといえるかもしれません。
数多くの求人から応募先を選べる
数多くの求人から応募先を選べることも、直接応募のメリットです。転職サイトには、さまざまな業界、職種、企業規模の求人が掲載されています。直接応募であれば、それらの求人情報の中から、希望する条件や職種、勤務地などを絞り込んで応募できます。 また、インターネット上に公開されている求人情報を自動で収集し、一覧表示させる「求人検索エンジン」を使えば、複数の求人サイトに掲載されている情報をまとめて検索・閲覧することも可能です。より幅広い選択肢から求人情報を検索できるでしょう。
【関連記事】30代から40代の転職、何からはじめる? 成功へ導く転職サービスの選び方と活用術
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直接応募を行う際の留意点
直接応募を行う際には、留意するべき点があります。主な留意点は下記のとおりです。
企業内の情報が得にくい場合もある
直接応募では、選考過程で応募先の企業内の情報が得にくい場合があります。直接応募は、転職エージェントなどの第三者が介在しないこともあり、入社後のミッションやポジション、業務内容、勤務条件(待遇や福利厚生)などの情報を自ら聞く必要がありますが、選考過程で一つひとつ細かく確認するのは容易ではありません。 特に、勤務条件については、面接の場で直接聞きにくいと感じられるケースも多いようです。入社前に企業内の詳細な情報を得にくいことは、直接応募の際に注意しておきたい点のひとつです。
転職活動をすべて自分で行う必要がある
直接応募では、当然ながら転職活動はすべて自分で行う必要があります。転職エージェントを利用する場合のように、書類の添削やスケジュールの調整などを第三者にしてもらうことはできません。
また、直接応募で複数企業に応募する場合、面接日程の調整が煩雑になりやすく、採用企業との労働条件の交渉でも、転職希望者が希望をすべて伝えるのが難しいといったケースも多く見られます。現職の仕事を続けながら転職活動を並行して進める方にとって、こうした調整は少なからず負担になるでしょう。
ハイクラス・エグゼクティブ領域になると非公開であることが多い
ハイクラス・エグゼクティブ領域の転職は、求人情報が非公開であることが多い点も留意する必要があります。経営幹部クラスのほか、新規事業・新商品開発に携わるプロジェクトマネジャーやメンバーなどの重要なポジションに関しては、非公開で採用活動が行われるケースが多いからです。
こうした求人に応募したくても、直接応募では選択肢が少なくなると認識しておく必要があります。
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転職エージェント経由の応募のメリット
転職エージェント経由で求人に応募するメリットは、主に下記の2点です。直接応募と転職エージェント経由の応募の違いを知る際の参考にしてください。
業界・企業への知見が豊富なエージェントから転職サポートを受けられる
転職エージェントであるキャリアアドバイザーやヘッドハンターは、直近の転職マーケットや企業の採用動向のリアルを知っています。転職希望者が企業サイトや求人票を見るだけでは得られない情報を持っており、転職経験があって転職活動に慣れている人でも、エージェントを活用することで転職活動の戦略を立てやすくなるでしょう。
そのほか、転職エージェントは、キャリア相談を通じてキャリアの棚卸し、キャリアプランの確認、選考書類の添削、面接のスケジュールの調整などもサポートします。企業側が採用したい人物像を知っているからこそ、転職希望者のスキルや経験の中からアピールポイントになる部分を的確に伝えることができます。
希望や適性に合った求人の紹介が得られる
希望条件や適性に合った求人を紹介してもらえる点も、転職エージェント経由の応募のメリットです。転職エージェントを利用すると、これまでの経歴や今後のキャリアについてのヒアリングが行われ、その上で、希望条件や適性に合った求人を提案されます。転職エージェントは、採用の背景や企業の内情も理解しているため、自分のスキルや経験が思いも寄らない求人との出会いにつながることもあります。
希望条件や適性に合った求人の中には、企業側が競合などを意識して非公開としているものもあります。このような求人情報は転職サイトには掲載されておらず、転職エージェントを利用することで初めて紹介してもらうことができます。
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転職エージェント経由の応募の留意点
転職エージェント経由で応募する際に留意しておきたいポイントは、主に下記の2点です。転職エージェントを活用するメリットを引き出すためにも、押さえておきましょう。
転職エージェントとの念入りな認識合わせが必要となる
転職エージェント経由で求人に応募する際は、転職エージェントと念入りに認識合わせをする必要があります。特に、ハイクラス層の転職希望者は、年齢とキャリアを重ねている人が多いため、転職に際して勘案しなければならないことが多くなります。 例えば、教育費や住宅ローンのために年収ダウンを避けたいなど、働く上で重視したいポイントがあればあるほど念入りな認識合わせが必要です。
転職エージェント経由で求人に応募する際には、ご自身が大切にしたいポイントを転職エージェント側に明確に伝え、共有しておくことが求められます。担当者との面談に先立ち、転職にあたって重視したいと考えているポイントを整理しておくことが大切です。
面接が重なってスケジュールが過密になることがある
転職エージェントを利用した場合、さまざまな企業を比較検討するために、同時並行で複数社に応募するよう勧められるケースがよく見られます。比較対象があるほうが、判断の納得感が大きくなるからです。
ただし、複数社の選考が同時に進むため、面接が短期間に集中する可能性があります。現職の業務調整が必要になるなど、スケジュール管理が大変になる場合もあるでしょう。一時的にスケジュールが過密になり得る点は、留意しておく必要があります。
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直接応募と転職エージェント経由の応募はどちらが受かりやすい?
直接応募と転職エージェント経由の応募について、メリットと留意点を解説しましたが、実際にはどちらが受かりやすいのでしょうか。 結論からお伝えすると、直接応募と転職エージェント経由の応募では、受かりやすさに差はありません。そのため、転職活動では、両方の応募方法を併用することをおすすめします。
企業によっては、直接応募・転職エージェント経由の応募のどちらも受け付けています。このようなケースでは、選考対策や企業との調整などを全面的にサポートしてもらえる点で、転職エージェント経由の応募がおすすめです。 転職エージェント経由で応募すると、業界、職種、採用企業の事情などに精通している担当者から、応募書類の作成や面接について、専門的な知見にもとづくアドバイスを得ることもできます。
例えば、転職エージェント経由で応募すると、企業が求めている人物像を面接前に共有してもらえます。結果として、面接で質問に回答しやすくなるほか、面接後も適宜フォローしてもらえるため、面接で十分に伝えられなかったことがあったとしても、企業側に補足情報を伝えることが可能です。 また、面接日程の調整や条件交渉を代行してくれるため、忙しい中でも効率的に転職活動を進められるでしょう。
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直接応募と転職エージェント経由の応募を併用する際のポイント
直接応募と転職エージェント経由の応募を併用する際には、念頭に置いておきたいポイントがあります。主なポイントは下記のとおりです。
スケジュールがバッティングしないようにする
直接応募と転職エージェント経由の応募を併用する際は、面接などのスケジュールがバッティングしないよう、注意する必要があります。転職エージェントは選考スケジュールの管理もしてくれますが、直接応募のスケジュールは自分で管理しなくてはならないため、面接などの日程が重ならないようにしましょう。 自分で求人を探していて、気になる求人情報があった場合は、転職エージェント経由で応募できないか、キャリアアドバイザーやヘッドハンターに確認するのもおすすめです。
プロフィール情報は定期的に更新する
複数の転職エージェントからヘッドハンティングを受けられるサービスを利用している場合は、プロフィール情報や担当業務を定期的に更新することが大切です。目安として、3カ月に1回以上のペースで更新することをおすすめします。これにより、求人情報を紹介されるチャンスを広げることができるでしょう。プロフィールに古い情報が掲載されたままになっていることのないよう、注意してください。
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直接応募してもなかなか選考通過しない場合は、転職エージェントの利用も検討を
自分のペースで求人に直接応募していたが、なかなか選考通過しない…という場合は、転職エージェントの併用を検討しましょう。ここでは、転職エージェントを併用する上でのポイントをご紹介します。エージェントからアドバイスを受けながら腰を据えて取り組み、複数社に応募して選考機会を増やすことが大切です。
採用枠が少ないことを前提とし、能動的に転職エージェントを利用する
求人に応募してもなかなか選考通過しない場合は、採用枠が少ないことを前提とし、能動的に転職エージェントを利用するのがおすすめです。
一般的に、転職活動は新卒時の就職活動と異なり、採用枠数や選考通過の難度が異なります。新卒者を対象とした就職活動は採用予定人数が多く、一定のレベルに達していれば採用されるケースが少なくありません。 一方、中途採用の場合は募集枠が1人のみの場合もあるなど、1ポジション当たりの競争率が高くなりがちです。従って、自分自身のスキルや経験だけでなく、同時期に転職活動をしているライバルの存在によって採否が左右されるケースも多く見られます。
経験者採用でリーダーや専門職としての入社を希望するのであれば、さらにハードルが高くなります。転職エージェント経由で応募する場合は、選考が進まない理由や改善すべき点についてアドバイスをもらうなど、積極的に活用することが大切です。
応募書類の内容、面接でのアピール内容についてアドバイスをもらう
書類選考がうまくいかない場合は、職務経歴書に記載しているスキルや実績が、募集のポジションに合っているかといった点について転職エージェントにアドバイスをもらうといいでしょう。 ミドル層になると、経歴そのものが長くなってしまうことがあります。企業側に自分の強みが適切に伝わるよう、重要でない箇所は簡潔にし、伝えたい箇所は省略せずにしっかりと記載する必要があります。企業側の採用担当者が、内容を把握できるように意識することが大切です。
面接がうまくいかない場合は、企業側が募集ポストに求める人物像と、自分自身が面接で話している内容にギャップがなかったかを振り返ってみましょう。 リーダーや管理職・専門職の採用になると、企業側が求める人物像はピンポイントで具体的なものとなります。面接では、リーダーとしてどのように問題を解決し、どのような成果・評価を得たのか、またそれが自組織のみならず事業全体にどのような良い影響をもたらしたのかといった点を具体的に語ることが大切です。
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直接応募と転職エージェント経由の応募を併用し、キャリアの選択肢を広げよう
直接応募と転職エージェント経由の応募には、それぞれメリットと留意すべき点があります。どちらが良いとは一概にはいえないため、バランス良く併用していくことが大切です。 企業への直接応募の場合は、総合転職サービスdodaの利用をご検討ください。国内最大級の求人数から、自分に合った求人を探すことができます。例えば、年収600万円以上の求人情報が欲しい場合は、その条件で求人の検索が可能です。
また、転職エージェントを利用する際には、ハイクラス人材に特化した転職サービスdoda Xの活用をおすすめします。doda Xには、ハイキャリア人材の転職支援経験が豊富なエージェントが数多く在籍。職務経歴書の添削指導や面接対策のアドバイスなどを全面的にサポートします。doda Xを活用して、キャリアの選択肢を広げてみてはいかがでしょうか。

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