転職の失敗談|30代・40代が後悔した7つのケースと対策

転職市場において、30代・40代はキャリアの分岐点になりやすい世代です。企業からの期待値が上がる一方で、家庭などプライベートへの影響を考える必要も出てくるでしょう。
だからこそ、30代・40代の転職では、起こりやすい失敗パターンを先に知っておくことが有効です。今回は実際にキャリアアドバイザーが見てきた30代・40代の転職失敗談と、その対策について解説します。
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※2020年12月、21年4月パーソルキャリア実施のインターネット調査より 調査対象:全国男女20~64歳会社員(N=347)
30代・40代が後悔したことは?よくある転職の7つの失敗談
30代・40代になってからの転職で後悔するケースについて、実際の例を挙げながら紹介します。
事前にどんな失敗のパターンがあるのかを知り、対策を立てておくことで、転職後に後悔する事態を避けられるでしょう。ここではよくある7つの失敗談を取り上げます。
【業務内容・ポジション】組織・事業戦略に関われるはずが…
管理職やリーダーとして迎えられたものの、実際には想定していたほどの裁量や意思決定権が与えられなかったケースです。また前職と同じ役職名であっても、企業ごとにマネジメントスタイルや承認プロセスが異なり、入社後に違和感を感じることも少なくありません。
このパターンは選考段階や入社前のすり合わせを十分に行っていれば防ぐことができた可能性もあります。
【スキル】即戦力になるはずが…
30代・40代の転職においては、即戦力となることが求められます。しかし、実際に入社してみると自身の経験が活かしにくかったり、業界特有の慣習についていけなかったりして、想定よりも力を発揮できないこともあります。
たとえ同じ業界内での転職であっても、社内システムや業務プロセス、意思決定のルールなどが異なり、立ち上がりに苦慮してしまうケースもあります。
特に前職での在籍期間が長いと、「前の会社ではこうだった」という前提が抜けず、適応に時間がかかることもあるでしょう。
【企業文化】変革を期待されて入社したものの…
変革を期待されて入社したものの、実際には既存の業務慣行や人間関係が長年にわたり固定化されており、新たな提案を推進するには「周到な合意形成とていねいな関係構築が求められる環境だった」というケースです。
表立った反対はないものの、意思決定に至るまでに相応の時間を要する組織文化であることに、入社後改めて気がつく場合もあるでしょう。
【労働条件】面談時の条件で働けるはずが…
選考中に説明された労働条件と、入社後の実態に差があったケースです。例えば、面接では「現場から直行直帰できる」と聞いて入社したものの、実際には出社・退社ともにオフィス経由が必須で、家庭と仕事の両立が難しくなってしまった事例があります。
ほかにも、リモート勤務可、残業は少なめと聞いていたにもかかわらず、配属部門ではルールが異なり、想定していた働き方ができなかったというケースもあります。
【情報収集】企業の口コミを信じたら…
事前にネットの口コミ情報やIR資料で企業調査をしていたものの、現場の実態とはギャップがあった例です。「数字や評判だけでは分からず、社内の意思決定や動き方は入社してからようやく見えてきた」という意見も聞かれます。
【転職と家族の理解】内定を家族に報告したら…
転職希望者の中には、選考に通過しない場合を懸念し、配偶者やパートナーに応募先企業や選考状況について十分共有しないまま活動を進めてしまう人もいます。
その結果、内定を得て意思決定の最終局面になって初めて相談することとなり、直前で理解や賛同を得られず、判断が揺らいでしまうケースも見受けられます。30代・40代は20代と比べて既婚率が高く、転職条件も自分一人の判断で完結できない場合もあるでしょう。たとえ本人が「年収が下がっても、やりがいのある仕事に挑戦したい」と考えていたとしても、プライベートの状況によりそれが難しくなってしまうことも増えてきます。
【転職活動】転職活動を優先できず…
30代・40代は組織の中核として事業や組織運営を担う立場にある人も多くなります。そのため現職の業務負荷も大きく、転職を検討していても十分な時間とエネルギーを確保できずに後回しになってしまうケースもあります。結果的に現職を優先させてしまい、転職のタイミングを逃してしまうこともあるでしょう。
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30代・40代特有の転職事情
ここでは、ご紹介してきた転職失敗事例にもつながる30代・40代特有の転職事情について解説します。
企業の期待値が高く、「即戦力」というプレッシャーがある
30代・40代は社会人として経験を積み、これまで培ってきた実績や専門性を評価されて採用されることが一般的です。企業側も30代・40代には即戦力として、そうした経験や知見を活かしてくれることを期待しています。企業側が求める「組織課題の解決」や「組織・事業貢献」を意識して成果を出す必要があり、それがやりがいとなる場合もあれば、プレッシャーとなることもあるでしょう。
過去の成功が足かせになり、新しい環境に適応できない
経験を重ねてきたからこそ、「この方法で成果を上げてきた」という成功パターンを確立している人も多いでしょう。一方で企業ごとに前提条件や組織文化、意思決定のプロセスは異なります。これまでの成功パターンを土台としながらも、新たな環境に応じて柔軟に対応する姿勢が、転職後に信頼関係を築き、成果を上げる鍵となります。
20代のころより「譲れない条件」が増える
30代・40代は結婚・出産・子育てなど、ライフステージが変化しやすい年代で、配偶者や子どもを含めた家族全体の将来設計も考える必要があるため、転職でも譲れない条件が増えがちです。「年収は絶対に下げたくない」「リモート勤務は必須」「転勤は絶対にできない」など、条件のこだわりが多くなり、なかなか転職が決まらないこともあります。
転職に失敗しないための対策
よくある失敗ケースに陥らないためには、対策を知り実践することが大切です。30代・40代が転職活動する際に意識したい4つのポイントを解説します。
【対策】自分の理解が正しいかをすり合わせる
仕事内容、ポジションの範囲、必要スキル、企業文化などは、自分の理解が正しいのか面接ですり合わせることが重要です。単に質問するだけでなく、自分の考えや希望を持った上で、「それを実現できる環境ですか?」と聞くことで理解が深まるでしょう。
また、ヘッドハンターに相談して情報を補完することも有効です。会社規模や立ち上げ期・成長期といった事業フェーズ、有形・無形商材のどちらを扱っているかといったビジネスモデルを踏まえて事前に想定もできます。
【対策】所属先の実態をさまざまなルートから把握する
就業規則や制度については、書面上の条件だけで判断せず、可能であれば配属予定の部署の運用実態まで確認しておきましょう。全社共通の規定があっても、配属先の部署では運用が異なる可能性もあります。オファー面談で具体的に質問したり、ヘッドハンターを通じて実態を確認したりすると安心です。
加えて、組織カルチャーや口コミの真偽については、選考で現場社員と話す機会があるなら活用しつつ、自分が持っている人脈などを活用できれば複数のルートで情報の信頼性を見極められるとよいでしょう。
【対策】家族・パートナーとは早めの相談をする
転職の条件について事前にしっかりとパートナーや家族とすり合わせておくことが重要です。選考に通過してオファーをもらってから初めて家族に相談する人も少なくないですが、それでは反対にあってしまう可能性も高まります。
可能な限り転職活動を始める際に、家族やパートナーと話し合い、勤務地や譲れない条件を決めておきましょう。
【関連記事】「嫁ブロック・夫ブロック」にどう向き合う?転職への反対の原因と対処法を解説
【対策】忙しい中でも活動できる工夫をしてみる
現職での責任が重く、日常業務に追われがちな人ほど、転職活動も計画的に始めましょう。例えば繁忙期と閑散期を見極め、年間スケジュールから逆算し転職活動をしやすい時期を定めるなど、計画を立てて準備を進めることが有効です。
最近は面接もオンラインで行うことが増えているため、短い空き時間でも転職活動を進めることは可能です。
また、多忙を理由に1社ずつ受ける進め方では、現職と選考企業との比較しかできないため、「ほかによりよい求人があるのでは」という思考から抜け出せない恐れがあります。納得感を持って転職するには、なるべく3社以上の複数の企業の面接を受け、選択肢を広げた上で、比較検討しましょう。
なお、応募段階での企業研究は最低限の整理で十分です。本格的な準備や深掘りは、書類通過後に重点的に行うことも念頭に置きましょう。
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転職に失敗したかも…と感じたら?3つの対処法
転職に失敗したかもと感じたとしても、その後にできることはまだあります。自分自身の状況に合った対処法を実践することで、現状を打開しましょう。
経営層・上位層と期待値をすり合わせる
入社時に期待されていた役割と実態がかけ離れていると感じたのであれば、経営層や上位層と話し合うことでミッションや評価指標、裁量範囲を再定義するのも一つの手です。
ただ、経営層や上位層とすり合わせるハードルが高く感じる場合も少なくないでしょう。その場合は、人事面談やキャリア面談など人事担当者に相談してみると今の状況が好転する可能性もあります。
影響力を発揮できるプロジェクトや横断的な役割への参画
自身のスキルを十分に活かせていないように感じるのであれば、影響力を発揮できるプロジェクトや横断的な役割に手を挙げて参画することで今の状況を打開できるかもしれません。
また、副業が可能な会社であれば、本業とは別に自身が力を発揮できる領域で副業に挑戦するのもおすすめです。
自身の市場価値とキャリア資産を再評価し、次の手を描く
現状での改善が難しいと判断したのであれば、転職を検討するのも有効です。仮に転職をしないとしても、転職活動で自身の市場価値を再確認することは、現在地を客観視する上で大きな意味を持ちます。
「入社してまだ3カ月だから…」と何もせずに悩むのであれば、ヘッドハンターなどのキャリアのプロにまずは話を聞いてもらうことも一つの手です。選択肢や市場価値を把握することで、納得度の高い意思決定につながります。受け身ではなく、自ら情報を取りにいく姿勢が次の可能性を広げるでしょう。
30代・40代の転職は、プロの力を借りて成功させよう
30代・40代の転職は、その年代特有のポイントを押さえて取り組むことが重要です。転職活動を成功させるためには、実績の豊富なプロの力を借りるのもおすすめです。
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