変化する40代の転職事情、成功するためのポイントとは?

「40代からの転職は難しい」と考える方もいるかもしれません。しかし、DXの推進や事業変革の加速を背景に、豊富な経験や専門性を持つ40代人材への企業からの期待は高まっています。 

重要なのは、これまで培ってきた経験や強みを整理し、次の環境でどのような価値を発揮できるかを明確にすることです。40代だからこそ備わる専門性やマネジメント経験、人脈といった強みを活かすことで、キャリアの可能性を広げられるでしょう。 

この記事では、40代の転職事情やその背景のほか、転職を成功させるためのポイントについて dodaのキャリアアドバイザーが解説します。 

年収800万円以上の非公開求人多数
希少な非公開求人を持つ経験豊富なヘッドハンターからスカウトが届くことも。
キャリアの可能性を知るためにもまずはdoda Xに登録を。

会員登録(無料)

なぜ40代の転職は増加したのか?

企業における中途採用比率は年々高まっており、さらに、企業の中で中堅層・ミドル層で転職を成功させる人の割合も上昇中です。なぜ40代以降の中堅層・ミドル層の転職は増加したのか、転職市場の実態やその背景をもとに解説します。

2025年にdodaエージェントサービスを利用して転職した方のうち、ミドル世代と呼ばれる35歳以上が占める割合は30.1%と高い数値です。
40歳以上だけで見ても17.5%に上り、どんな世代でも戦略次第で転職成功は可能であることを裏付けています。

転職成功者の年代別割合(2025年)

転職者の年代別割合を示した横棒グラフ。2025年のデータとして、24歳以下が11.6%、25~29歳が36.1%、30~34歳が22.2%、35~39歳が12.6%、40歳以上が17.5%と色分けされて表示されており、25~29歳の割合が最も高い構成になっている。

参照:転職成功者の平均年齢調査【最新版】|doda

また、総務省の調査*でも45~54歳の転職者数は2015年が46万人だったのに対し2025年は58万人まで増加しています。このように40代以上の転職が増えているのはなぜなのでしょうか。その理由を3つに分けて、下記で解説します。
※参考:労働力調査 (細集計)2025年(令和7年)平均

DX・事業変革が進み、経験豊富な人材の需要が高まった

2015年以降、DX推進や事業の多角化が進み、企業は変化に対応できる人材を求めるようになりました。 その中で、組織運営やプロジェクト推進の経験を持つ40代以上の人材が、事業成長の担い手として評価される場面が増えています。 新規事業や既存事業の再構築において、ミドル層の実務経験が活かされやすい環境が整ってきたことが、転職者数の増加につながっています。

特にベンチャーやスタートアップでは、即戦力性に加え組織マネジメント経験のニーズがあります。コンプライアンス意識、リスクマネジメントなどの観点でも成熟した人材が求められています。 

専門性を持つ40代以上の市場価値が高まったから

40代以上の転職において、大きな武器となるのは専門性やスキルの高さです。業種・職種を問わず、直近はAIツールを活用した業務改善・効率化や顧客ニーズの変化に迅速に対応できる柔軟性が着目され、新しい環境でその高い専門性を発揮することが期待されています。

転職成功者の年代別割合を、職種区分別に見てみましょう。職種は、転職前のものです。経験を積んだ業種・職種にかかわらず、40代以上の人材の有する高い専門性やスキルが広く求められていることが読み取れます。

転職成功者の年代別割合【職種区分別】

職種分類別の転職年齢と年代構成比を示した横棒グラフ。コンサルタント/不動産専門職、企画・管理系、金融系専門職、エンジニア、営業系など複数の職種ごとに、24歳以下、25~29歳、30~34歳、35~39歳、40歳以上の割合が色分けで表示されている。各職種の右端には平均転職年齢も併記されており、職種によって年代構成や平均年齢が異なることが分かる構成になっている。

参照:転職成功者の平均年齢調査【最新版】|転職サービスdoda

特にコンサルタント/不動産専門職、企画/管理系、金融系専門職などは、転職成功者の中でも30代後半以降の割合が高いことが分かります。

雇用機会の拡大と働き方の多様化で、40代以上の転職機会が広がったから

高年齢者雇用安定法の改正により、企業は65歳までの雇用確保が義務化され、70歳までの就業機会確保も努力義務となりました。

これにより、40代以降も長期的なキャリア形成を見据えながら、自身のキャリアを見直し、転職という選択肢を検討しやすい環境が整いつつあります。また、企業側でも前述のように DX推進や事業変革、組織強化を担う人材への期待から、経験や専門性を持つミドル層の採用ニーズが高まっています。 

 さらに、リモートワークの普及により、居住地に縛られず働ける企業が増えたことで、40代以上の転職機会が広がっているといえるでしょう。

ハイクラス層の転職サイト利用者のうち、7割の方が2つ以上のサイトを利用しています。
doda Xに登録して、あなたの「キャリアの選択肢」を増やしてみませんか?
※2020年12月、21年4月パーソルキャリア実施のインターネット調査より 調査対象:全国男女20~64歳会社員(N=347)

会員登録(無料)

40代からのハイクラス転職を成功させるために必要なこと

40代の転職において強みとなるのは、即戦力を裏付ける経験と高い専門性です。この点が、採用において「ポテンシャル」が加味される20代・30代の転職との大きな違いといえます。

高い専門性やマネジメント経験者を求めるハイクラス求人は、他の求人と比べて求人数が相対的に少ないというのが現状です。
しかし、時代の変化に伴い、ハイクラス転職のチャンスは広がってきています。自分にマッチした転職を目指す上では、そうした転職市場の現状を把握し、自分をどうアピールするかを戦略的に考えることが大切といえるでしょう。

20代・30代の転職と、40代からの転職には多くの違いがあります。特にハイクラス転職を狙う場合は、多角的な視点から戦略を練ることが重要です。その際に、押さえておきたいポイントをご紹介します。

自分のこれまでの経験、スキルを活かせる環境について考える

転職先の企業選びにおいては、自分の経験やスキルを強みにできるかどうかはもちろん、理想とするキャリアや自己実現にプラスになるか否かも併せて検討することが大切です。
現在の職場で得られるもの、得られないもの、転職先で得たいものを明確にした上で、比較してみましょう。

ハイクラス転職のメリットのひとつは、自分のこれまでの強みを活かしながら、自分のキャリアを高められる企業を見つけやすいことにあります。より自分の希望にマッチした企業に出合うためにも、業界や条件にとらわれすぎることなく、広い視野で探すことをおすすめします。

同業界以外でも自分の経験は活かせる

今までのキャリアの中での在籍年数が長い業界を前提に検討される方は少なくありませんが、経験を活かすことができる異業界への転職も選択肢となります。意外な業界や企業で、自分のスキル、経験が求められていることもあるので、幅広い求人を見てみることをおすすめします。例えば、IT企業がペイメント系事業の開発にあたって金融系の即戦力を求めていたり、人材系企業がSaaS(Software as a Service)型ビジネスを始める際にITに知見が深い人材を探していたりすることはよくあります。
個人で転職活動をすると、どうしても視野が狭まりがちです。さまざまな人と会って、自身のスキルを活かせる業界について意見を求めてみると意外な業界とのマッチングにつながるかもしれません。

自分の可能性を広げる転職ならdoda X
専門性の高いヘッドハンターがあなたのキャリア・希望に合わせて幅広い求人を紹介します。

会員登録(無料)

肩書ではなく、成果へのプロセスと数字で表した実績を伝える

経験やスキルを有していることが大前提となる40代からのハイクラス転職の成功に向けては、企業が求める経験・スキルを持っていることを、面接の場で「いかに分かりやすく具体的に伝えるか」が重要です。企業によって管理職の役割、管掌範囲は異なるため、職責や成果について具体的に理解してもらえるよう、実際にどのような役割権限を持ち、どれだけの成果を出したのかを、プロセスと具体的な数字で示し明確に伝えましょう。

特に、経験やスキルをもって、どのように事業貢献できるのかを示すことも大切です。どのような業務で、どのように役に立てるのか、採用担当者や現場担当者がイメージしやすいよう伝えます。そのためにも、応募企業のビジネスモデルや業務内容など、事前のリサーチは不可欠です。

また、過去のエピソードと未来のイメージ、いずれを語る場合にも共通するポイントとして、自己分析による棚卸しが挙げられます。これまで歩んできたキャリアを振り返りながら、自分の強み、弱み、興味関心をリストアップし、それらを踏まえてキャリアプランを考えます。

自己分析による棚卸しは、自分自身を客観的に見つめ直す絶好の機会です。新たな可能性の発見につながるかもしれません。

新しい環境に適応し、学び続ける柔軟性を示す

企業が40代以上に期待するのは、経験や専門性に加えて、変化に対応しながら学び続ける柔軟性です。 市場環境の変化が速い今、企業は「どのように変化に対応して価値を発揮してくれるか」という視点を採用活動でも重視しています。 

その上で、これまでの転職経験や社内異動で新しい環境に適応してきた経験を伝えられると、柔軟性を示せる大きな評価ポイントとなるでしょう。  

また、企業側でも研修制度や学び直しの機会を整える動きが広がり、成長意欲のある人が活躍しやすい環境が整いつつあります。 

急速な技術革新や働き方の多様化が進む中で、年齢に関わらず学び続ける姿勢はキャリア形成に欠かせない要素となっています。 

知っておきたい40代以上の転職活動のリアル

40代以上の転職市場が活性化している今、キャリアアップを目指すならハイクラス転職を狙わない手はありません。ただし、40代以上の転職活動についてリアルな実態を押さえておきましょう。知っておきたいポイントは、下記のとおりです。

まったく関連のない未経験の職種への転職難易度は高い

40代以上の転職活動であっても、スキルを活かした未経験の業界・職種へのチャンスは広がっています。
しかし、これまでの経歴にまったく関連のない未経験職種への転職は、難易度が高い傾向があります。これまでの経験を活かせない場合は、大幅な職種転換は狭き門であると考えたほうがいいでしょう。企業側も、未経験の人材を採用するなら、できるだけ若い人を採用したいと考える側面もあります。

関連性のない業界への転職にチャレンジするなら、これまでの職種経験や業界経験を掛け算でアピールし、転職後にどのように会社に貢献することができるのか、採用担当者がイメージしやすいプレゼンをすることが必要です。

未経験の業界だとしても、これまでの経歴の中で接点のあった業種のほか、ビジネスモデルや商材に共通点がある企業に目を向けてみてください。アピールしやすい分、可能性が広がります。その際は、自分が活躍するために新たに必要となる知識・スキルを明確にした上で、リスキリングする姿勢も求められます。

同じような仕事内容だから即戦力になれるとは限らない

40代の方の中には、「同業種・同職種への転職であれば、今の自分のままで活躍できる」と考えている方も少なくないかもしれません。しかし、現実ではそうとは限りません。

40代以上の方が企業から求められることは、20代・30代とは異なります。それらに応じて、必要とされる業務プロセスや重視するポイントも変わるでしょう。つまり、今の自分が持っていない新たな知識・スキルが必要となる可能性もあるということです。「自分は即戦力になれるはず」という思いや、前職のやり方に固執することは、転職先での人間関係やチームワークなどにも悪影響を及ぼしかねません。

40代だからこその強みである経験値やスキルが足かせになってしまわないよう、過去の経験にこだわりすぎず、新しい会社のやり方に柔軟に対応していこうという姿勢が大切です。
積み重ねてきた経験と新たに吸収した知識・スキルを組み合わせることで新たなアイデアや価値が生まれ、大きな貢献につながる可能性もあります。

また、転職の前後でのギャップをなくすために、選考時にイメージをすり合わせることも重要です。自分自身の知識・スキルを正しく把握し、期待値に届いているのか、過小および過大評価はないかといった確認は怠らないようにしてください。

40代以上はフットワーク軽く、求人にふれ続けることが重要

40代の転職活動を長期化させないためには、フットワーク軽く活動することと、事前の準備を怠らないことが大切です。40代は20代・30代と比べるとお互いの要件にマッチする求人が少ないことも事実ですが、スカウトサービスなどに自分の経験を登録することでオファーを受けたり、ヘッドハンターと会って求人にふれ続けたりすることで、待ちの姿勢にはならないはずです。より良い出会いのためにも、幅広く求人情報にふれることをおすすめします。

ハイクラス求人は、1名枠の求人がほとんどです。その中から、自分の希望やスキルにマッチした求人を見つけなければなりません。大事な選択・決断になるからこそ、アンテナを高く張って情報収集しておきましょう。

ヘッドハンターからのスカウトを受け取りませんか?
doda Xはヘッドハンターからのスカウトや面談、書類サポートなど転職が決まるまでのすべてのサービスが無料でご利用いただけます。まずはdoda Xに登録して今後のキャリアを考えてみませんか?

会員登録(無料)

ハイクラス転職に成功した40代の成功事例

実際に、ハイクラス転職サービスを提供するdoda Xでハイクラス転職に成功した40代の事例をご紹介します。業界や職種は異なりますが、いずれも年収アップや待遇アップ、希望に沿った仕事内容などを実現させていることが分かります。 

【44歳】市場価値を見つめ直し、年収アップを実現した転職事例

業界・職種 転職前:育児・ペット用品メーカー 経営企画・部長

転職後:商品開発・工業設計会社 経営管理・購買管理・課長
転職活動期間 約6ヵ月
応募した企業数 50社
面接した企業数 5社
年収 転職前:800万円

転職後:900万円
転職成功ポイント ・希望条件やできること・できないことは、誇張しすぎず率直に伝えること
・自身の強み・弱みや市場価値を把握しておくこと

参照:とにかく多くのエージェントの方とお話をさせていただきました|doda X 

【43歳】キャリアの可能性を広げるために挑戦した転職事例

業界・職種 転職前:SI・ソフトウェア開発販売 システム開発

転職後:グローバルITコンサルティング企業 コンサルティング
転職活動期間 約5ヵ月
応募した企業数 5社
面接した企業数 2社
年収 転職前:700万円

転職後:900万円
転職成功ポイント ・複数のエージェントを比較し、信頼できる担当者を見極めたこと
・キャリアに合わない求人を避け、自身の将来像に合った企業へ絞って応募したこと

参照:内定までの期間や面接のアドバイスもいただけたので、転職戦略は不安がなかった|doda X 

【46歳】専門性を武器に、より大きな価値を生み出せる環境へ転職した事例

業界・職種 転職前:電子部品メーカー 知的財産・プロフェッショナル

転職後:医療機器製造メーカー 知的財産・マネジャー
転職活動期間 約6ヵ月
応募した企業数 10社
面接した企業数 2社
年収 転職前:650万円

転職後:800万円
転職成功ポイント ・画面共有などオンライン面談ならではの特徴を活用し、自己PRや企業研究の内容を効果的に伝えたこと
・管理職として転職後を見据え、退職や業務引継ぎの計画を事前に準備していたこと

参照:わたしの転職体験談 経営層に直結し、営業や技術部門も含め 三位一体の連携が行える環境へ|doda X 

ハイクラス転職サービスを活用し、選択肢を広げる

40代以上の転職は、じっくり着実に進めることが重要です。とはいえ、自分にマッチした企業か否かを判断するための情報収集をはじめ、自分ひとりで進めるのは苦労も多いはず。
転職活動にかかわる悩みや不安を少しでも払拭したい場合は、ハイクラス転職に特化した転職サービスを利用するのがおすすめです。

ヘッドハンターには多様な企業の人事担当者から生の情報が寄せられます。豊富な求人情報と転職検討者の条件や経験・スキルを照らし合わせることができるので、適切なマッチングも可能です。

doda Xでは、優秀なヘッドハンターから希少性の高いスカウトが届くため、個人で進めるよりも広い選択肢の中から、自分に合った企業を見つけることが可能です。ハイクラス専門のキャリアアドバイザーによる面談で自分のスキルやキャリアプランを明確にすることもできるので、効率よくスムーズに転職活動を進められます。

40代から転職を考えるならdoda Xの活用を

現在の会社で長く経験を積んでいればいるほど、「自分はもう定年までこの会社にいるだろう」「この歳で転職はできない」と思い込んでいる方も少なくありません。しかし、今の環境がすべてではありません。その専門性と経験を活かすことができる企業は必ず存在し、さまざまな可能性が広がっています。

今の会社にこのまま居続けていいのかと悩まれている方は、ヘッドハンターとの面談を通して、自身の仕事観、価値観を確認してみるのがおすすめです。自己理解が深まり、転職活動の中で強みとなる経験やスキルを正確に把握することにもつながります。

ハイクラス特化の転職サービスを上手に活用して、「40代だからこそ」の転職へ一歩踏み出しましょう。

勝又 彰(かつまた・あきら)

パーソルキャリア株式会社 ハイキャリア支援ゼネラルマネジャー

【経歴】
2001年に総合人材サービス企業である株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)に入社。22年間一貫して、個人の転職と企業の採用を結ぶ人材紹介業に従事。キャリアアドバイザーとして、20代から50代まで役員、CXOを含め職種や立場を問わず2,000名を超える方々のキャリアカウンセリングおよび転職活動に伴走。ハイクラス向けのヘッドハンティング事業の立ち上げにプレイングマネジャーとして参画し、企業の経営課題、事業課題解決に向けた採用支援の実績も豊富。マネジャー・部長として15年を超えるマネジメント経験を持ち、現在はdodaにおいてハイクラス層の転職支援を担当する部署を率いる。
<メッセージ>
ご自身のキャリアの方向性を明確にする意味でも、ぜひ一度doda Xを活用し、相談をしてみてください。

多くの人が自分の市場価値を知るためにdoda Xを利用しています。

doda Xは、面談も求人応募もスカウトも完全無料のハイクラス転職サービス。今すぐ転職しない方にも登録いただいています。今の自分の市場価値を確かめてみましょう。

会員登録 (無料)