わたしの転職体験談
「自分の経験を活かせる仕事はないかもしれない」という不安を乗り越え、希望に合う業種・職種と出会った転職
- 43歳・男性・転職回数:0回
- 製造業 開発系企画職への転職
- 転職前
-
年収900万円
業種:サービス業
従業員規模:6万人
職種/役職:技術サポート/課長
- 転職後
-
年収1000万円
業種:製造業
従業員規模:20万人
職種/役職:開発系企画職
-
- 転職活動期間
- 約3か月
-
- 応募した求人数
- 4社
-
- 登録した人材紹介会社数
- 2社
-
- 面談したヘッドハンター数
- 3名
-
- 面接した企業数
- 1社
-
- 内定数
- 1社
転職理由、これまでのキャリア
サービス業界での技術系研究職からキャリアが始まり、機会があってアジア圏を中心とした海外で、経営企画や営業企画、財務など、開発以外の領域まで担当を広げました。その後も、商品企画や、購買など幅広く経験をしてきました。とくに、海外展開の中で事業を俯瞰で捉える事業開発・経営企画などを経験したことで、経営にも関心が持てたのは自分の中でも大きな変化だったと思います。自分の担当領域や事業が達成したいゴールを見据えたら、必然的に担当領域外の課題も見えてくるので、自分の担当範囲を積極的に広げてアプローチしていました。事業の内容を改善するためには、組織そのものを変えたほうがいいと思い、その視点でも改善提案したのを覚えています。これは大変良い経験で、商品企画をしながら海外での展開を行った経験を最前線で活かしたいという思いが生まれ、転職したいと考え始めました。より海外、とくにアジアに注力している会社ではたらきたいという思いが芽生えたのが転職のきっかけです。
転職を進めるに当たっての
エピソード
キャリアアドバイザーとの面談時海外での事業開発経験を活かしたいと思っても、それは1社でしか経験していませんでした。その上サービス業の中でも特殊な業界だったので、汎用性がないと感じており、先々のキャリアに不安があったというのも転職動機の一つでした。また、環境を変えたいという思いが徐々に膨らむ一方で、転職に対しても不安がありました。まずは転職サイトに2社ほど登録したのですが、自分に合う求人情報がまったく見つかりませんでした。これまでの経験を活かして活躍できる場所がいい、というイメージがあったのですが、さまざまな職種を兼務していたこともあり、なかなか難しかったです。どのような職種で探したら自分に合う仕事が見つかるのか考えあぐねていたときに、ちょうど「doda X」経由でキャリアアドバイザーの和田さんから電話をいただきました。
業界にはこだわりがなかったのですが、どういう職種で探したらいいのかが分からず、まずは「どういう業界でどういう職種で探せばいいのか」を伺いました。その際に納得できるアドバイスをいただいたのを覚えています。まず、職種については「『開発』を軸にすると研究やエンジニアのような職種がでてきてしまうので『商品企画』で探すといい」ということでした。
職種を絞った後、希望業界をどう捉えるかについても「製造業」をおすすめしていただき、その理由もとても納得感がありました。製造業でも、ただ「モノ」を売るのではなく、「コト」を売る時代、つまり、お客さんがどう使うか、使ったときにどう感じるかが重視される時代になってきています。その中で、サービス業での商品企画・海外駐在での課題解決といった自分の経験が、「利用者の課題解決を開発のベースとする」という、製造業のこれからの事業アプローチに活かせるというアドバイスをいただき、「特殊だと思っていた経験でも、別業界でも活かせるのだな」と転職に前向きになりました。応募を開始してから4社の書類選考に応募し、1社と面接しました。それが現職です。面接時の質疑に対しても、取り繕うことなく率直に思ったことを回答していたので「自分を受け入れてもらえているのだろうか?」という不安はありました。一方、自分自身の気持ちとしては、面接時にサービスに対して提案したいと考えていたことがあり、かなり具体的に語れたので「ここではたらく」というイメージがしっかりついていたと思います。
もう1社、書類選考を通過した会社があったのですが、面接前の課題で「どういったことがしたいか」と質問されたときにいわゆるステレオタイプな回答しか思いつかず、自分に意志がないと気づいて辞退しました。
初めての転職活動でしたが、それに関してはあまり心配する点などはなかったです。もしかすると心配するべき点もあったのかもしれませんが、キャリアアドバイザーさんとの対話を通して新しい職場ではたらく将来が想像できたこともあり、あまり転職活動自体への不安はありませんでした。
ただ、前職での仕事をしながらの転職活動だったので、業界研究をはじめとしたリサーチの時間が取りづらかったのはややプレッシャーに感じてはいました。入社を決めたポイント募集要項を見たときに「ここだったらはたらけそう」というイメージが湧いたのと、面接後の企業からの反応が当日中にあり、「求められている」と感じました。自分も「こういうはたらき方をすれば必要とされそうだ」という想像もつきました。
転職先は製造業でIoT関連の事業を行う会社なのですが、もともと関心があった「人の住まい」という領域であることも重要でした。「関心がある領域で新しいことが試せそうな業種」と、「これまでやってきた経験が活きる職種」と業種・職種それぞれに違和感がなかったことが決め手です。
転職した後のご状況と、
今後どうしていきたいか
入社後は、目下、自社サービスである国内のIoT領域についての理解を現場でキャッチアップしながら企画を考え、実行しています。いずれは当初考えていたアジア圏での事業展開に携わることを視野に入れて、日々奮闘しています。中途入社だからといって萎縮することもなく、のびのびと振る舞えており、やりたいことに向かってまい進できています。
転職活動中の方へアドバイス
人によっては転職時に家族の理解が必要になる場合もあるかもしれません。その場合は、転職活動に集中するためにも、家族が納得した上で前に進められるように会話をしたほうがいいと思います。
また40代になると、これまで確実に積み上げてきたものがあるはずなので、採用面接時のプロセスでは変に自分を大きく見せないほうがいいと思います。入社した後にギャップがあると自分自身でも振る舞いづらくなりますし、今のありのままの姿を見てもらって、その価値を感じてもらえるほうが入社後の満足感が上がると思います。
キャリアアドバイザーからの
コメント
和田 裕史
パーソルキャリア株式会社 ハイキャリア支援部 キャリアアドバイザー
新卒から同じ会社で長年勤めていて、スキルが停滞している、もしくはこの先停滞してしまうと感じることが転職を考えるきっかけになる方は多いですが、実際に行動に移す人と移さない人がいます。「自分がやってきたことは狭い領域での実績で、今の会社以外では必要とされないかもしれない」と転職をちゅうちょしてしまう方もいるかもしれません。
仮に新卒からビジネス経験を20年積んだ40代であっても、人生のキャリア全体で見たらまだまだ折り返し地点。自分の経験している業務が限定的だ、などと決めつけないでいただければと思います。「仕事」自体も多様化しているので、転職サイトのキーワードベースでは出会えない業種・職種が多数生まれています。採用にも世の中のビジネスニーズに合わせたトレンドの潮流があるので、そのときどきのタイミングで求人と経験がマッチングするケースも多々あります。「自分の経験が活きる業種・職種があるかもしれない」と思ってまずはご相談ください。
また、キャリアアップをする際には「何をしたいか」という仕事内容を中心に考えることも非常に重要ですが、一方で「ワーク・ライフ・バランス」を重視する方も増えています。仕事内容・年収・役職だけではなく、どうしたらご自身の「生活」「暮らしの質」が上がって満足できるか、という点に関しても考えていただくとよいのではないでしょうか。最終的には、仕事を通して自分の暮らしをより満足できるものにする、ということを視野に入れながら転職活動をしていただきたいと思っています。そして、活動を通して、年齢やライフステージに合わせた選択を自由にするという価値観を持っていただきたいですね。※キャリアカウンセリングは、dodaのハイクラス層専属のキャリアアドバイザーが担当いたします。
※ご案内の対象者には、事務局から電話かメールでご連絡。ご利用にはdodaエージェントサービスの登録が別途必要になります。
多くの人が自分の市場価値を知るためにdoda Xを利用しています。
doda Xは、面談も求人応募もスカウトも完全無料のハイクラス転職サービス。今すぐ転職しない方にも登録いただいています。今の自分の市場価値を確かめてみましょう。
会員登録 (無料)