わたしの転職体験談

新卒入社14年目、初めての転職。
踏み出すカギは、「情報収集」と「企業とのカジュアル面談」

37歳・男性・転職回数:0回
保険 経営企画(サステナブル担当)・課長代理への転職
転職前

年収700万円

業種:印刷

従業員規模:5万人

職種/役職:新規事業・事業企画/係長

転職後

年収900万円

業種:保険

従業員規模:5万人

職種/役職:経営企画(サステナブル担当)/課長代理

  • 転職活動期間
    約4か月
  • 応募した求人数
    4社
  • 登録した人材紹介会社数
    4社
  • 面談したヘッドハンター数
    3名
  • 面接した企業数
    2社
  • 内定数
    1社

転職理由、これまでのキャリア

ずっと美術作品や美術館が好きで、展示の企画や展覧会、美術関連の新規事業企画を続けたいという軸があり、新卒入社から14年、大手印刷会社に在籍し、美術館や博物館の新規企画を立ち上げる仕事をしていました。かなりやりがいもあり、大きな不満があったわけではないのですが、気持ちの変化がありました。前年、4年がかりの準備を経た大規模な企画で、全体統括リーダーの役割を完遂したことがきっかけです。

この仕事は、文化的意義を軸に据えながら経済合理性についても折り合いをつける必要があります。約4年という長い期間をかけ、持ち前の粘り強さと調整能力を活かし、各所の主張のバランスを取っていきました。地道な部分もありましたが、美術品を届けるために努力をする学芸員の方の思いをくみ取り、より多くの方に向けてアウトプットしていくという、架け橋的な役割を担えることが大きなモチベーションになりました。結果、経営層からも、さらには社外からもプロジェクトを高く評価される結果となりました。

やりきった、というのは職業人生を語る上ではまだ早すぎますが、ふと「より広い範囲の規模で関われる仕事をするチャンスかもしれない」と思いました。ちょうどグループの再編などもあったので、今後の自分を変えるいいタイミングかもしれないと。一方で、前職に残るという選択肢も捨てきれず、かなり迷いながら、まずは「doda X」に登録してみました。

転職を進めるに当たっての
エピソード

キャリアアドバイザーとの面談時「doda」から、美術関連の職種でスカウトをいただいたので気になって返信してみました。ただ、これまで新卒で入社してから14年、転職活動をしたことがなかったので、分からないことだらけな状態。そんなときに、キャリアアドバイザーの藤田さんからお電話をいただきました。まずは先方との面談からカジュアルに、と後押ししてくださったので進めてみることに。職務経歴書の書き方や面接の心構えをはじめとした、いわゆる「転職ノウハウ」についてはまったくといっていいほど知識がなかったので、かなり細かく何度も質問しましたが、藤田さんはそのたびにていねいに誠実に回答してくださいました。「不安である」という気持ち自体も、かなり赤裸々にお話ししてもすべて聞いてくださり、解消するための行動の起こし方や考え方などのアドバイスをいただきました。それが転職活動に対して前向きになれたきっかけだったと記憶しています。応募を開始してから転職活動期間は4カ月弱くらい。ほかの会社も含めて4社ほどエントリーして書類通過し、最終面接までは2社残りました。職種も限定的なので、キャリアアドバイザーに紹介された求人以外にも、仕事内容に興味があるかどうか、美術関連のやりたいことができるかどうかを判断軸にエントリーしていきました。「doda」も含め4つのサイトに登録しましたが、藤田さんに何度も相談に乗っていただいたので、「doda」を最も多く活用していたと思います。入社を決めたポイント内定をいただいたときにはほかの会社もまだ受けよう、という気持ちはまったくなかったです。
一方で、前職との比較は行っており、不安を完全に払拭できたわけではありませんでした。前職はワーク・ライフ・バランスも良かったですし…。新しい環境に飛び込んで、環境面がどう変わるかが未知数で、家族への影響も考え、かなり不安でした。そんな中、ここでも藤田さんが相談に乗ってくださり「不安に思ったことはまず聞いてみましょう」と会社との間に入って質問をしてくださいました。条件や環境面について納得感が持てたので、転職を決意することができました。

転職した後のご状況と、
今後どうしていきたいか

自社で保有する美術館でのプロジェクトになるので、中長期的な目線で新しい取り組みにトライできる点にかなりやりがいを感じています。やはり美術作品や学芸員さんの思い を届けることに関われることが好きであり、貢献したいという思いは変わらないので、今後も美術を軸にした新しい事業や取り組みにチャレンジしたいと思っています。

転職活動中の方へアドバイス

今の時点の環境で、良好な人間関係や信頼関係をつくっておくと、いざというときに踏み出しやすくなります。前職を退職するときに「何かあったらまた戻ってくればいいから!」と言っていただけたことが一歩前に進む後押しになりました。自分が前向きな選択をしているということが伝えられたからこそ、応援してくれたのかなと。こういうネットワークがあれば、どんな環境になったとしてもメンタル面でも実質的な面でも頼れる人が見つかり、問題が解決できると感じられることで、一歩前に進めるのではないでしょうか。

自分のようなプロジェクトを率いる役割の人間は、一人では仕事ができないと日々感じています。多くの方に助けていただいていると日々感謝しているので、そういった方たちへの恩をあだで返すようなことはないようにしたいです。

キャリアアドバイザーからの
コメント

藤田 有佳

パーソルキャリア株式会社 ハイキャリア支援部 キャリアアドバイザー

ご自身の関心のある仕事内容に関しては明確に整理されていたので、こちらから求人を一方的に案内するのではなく、ご自身のペースを後押しする形で関わらせていただきました。一方で、転職活動のご経験はお持ちでなかったので、その点についてはサポートさせていただきました。

転職そのものに迷われていたようですが、まず求人内容に興味を持たれたという気持ちを大切にしてほしいと思ったので、カジュアルに面談ができるということをお伝えし、会って話を聞いていただく場をセットしました。転職の不安に関しては、「知ったり理解したりすれば、安心して踏み出せる」ことが多いです。いわゆるはたらき方や条件面などの情報に関しては企業に聞けばいいので、少しでも疑問や不安に思ったことは遠慮せずに何でも聞いていただきたいです。一方で「文字情報」として変換しにくい「雰囲気」のようなものは実際に人に会ってみないと分からないので、何度でも企業と面談を行うことをおすすめしています。

あくまでご自身の人生なので、自分のペースで会社を探したいという方には無理に求人を紹介することはありません。自分の身内に相談されたときと同じです。ぜひ、ご自身のペースで新しい環境を探し、気になったところを見つけたら情報を仕入れ、自ら見聞きして実感していただければと思います。ご自身が判断できると感じられるようになるまでのサポートはキャリアアドバイザーが行います。※キャリアカウンセリングは、dodaのハイクラス層専属のキャリアアドバイザーが担当いたします。
※ご案内の対象者には、事務局から電話かメールでご連絡。ご利用にはdodaエージェントサービスの登録が別途必要になります。

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