転職ガイド Step 2 応募書類の準備
履歴書の書き方
履歴書は採用担当者が最初に目を通す書類であり、ご自身の学歴や職歴を伝える重要なツールのひとつです。最近ではWebやメールで応募できる企業が増えているため、パソコンで作成した履歴書が主流になっています。ただし、手書きにこだわる企業もあるため、念のため事前に確認しておくとよいでしょう。
手書きの場合は一字一句丁寧に書くことを心がけましょう。書き損じた場合でも修正ペンなどを使用せず、新たに作成し直すのが最低限のマナーです。文字の巧拙により採用担当者の印象が左右される可能性があるため、もし自信がない場合はパソコンで作成することをお勧めします。
基本的な要素と書き方のポイント
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1
写真
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- 3カ月以内に撮影した写真を使用
- 季節に関係なく男性はスーツにネクタイ、女性はジャケット着用が基本
- 上着は黒、紺、グレーなど落ち着いた色、オーソドックスなデザインを選ぶ
- 顔写りを良くするために、シャツやブラウスなどのインナーは白がベター
- 口角を上げ、歯を見せない程度の笑顔が好印象を与えやすい
- 可能であればスピード写真ではなく、写真店でプロのカメラマンに撮影してもらう
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2
プロフィール
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- 住所は都道府県から正確に記載。建物名や号室も略さずに記入
- 西暦と和暦はどちらでもよい。ただし、履歴書・職務経歴書全体で統一する
- メールアドレスはフリーメールでもよい。アルファベットは読みやすく記入
- 電話番号欄が1つしかない場合は、連絡のつきやすい番号を記入
- 固定電話番号欄がある場合で、固定電話番号を持っていない方は「なし」と記入
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3
学歴
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- 学歴は原則として最終学歴の一つ前の学歴から記入(院卒の場合、高校または高専の学歴から記入)
- 学校名、学部・学科名は略称ではなく正式名称を記入
- 学歴と職歴の間は行を空けずに記載
- 大学までは「卒業」、大学院は「修了」と記載
- 長期の留学経験がある場合は学歴に記入してもよい
- 「同」「〃」など、省略記号は使用しない
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4
職務経歴
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- 短期間の勤務であっても、すべての職歴を記載する
- 会社名や所属部門は略称ではなく正式名称を記入
- キャリア上重要な昇格、昇進、異動については記載
- 退職理由は「一身上の都合により退社」と記載し、具体的理由は明記しない
- 現在、離職中の場合は行を空けずに右詰めで「以上」、在職中の場合は「現在に至る」と記入
- 賞罰がない場合、賞罰の項目は作らない(もしくは「なし」と記入)
- 賞は全国優勝や国際レベルの大会であれば記載してもよいが、知名度の低い大会の場合は優勝であっても記入しない方が無難
- 罰がある場合は略すことなく記入する
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5
免許・資格
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- 仕事に関連するものを優先し、取得した年月順に記載
- 仕事に関係ないものやアピールにならないものは極力記載しない
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仕事に関連する免許や資格であれば習得中・勉強中であっても記載してよい
その場合は取得・合格予定時期を書き添えておく - 履歴書に記入できる資格や級は2級以上が目安。段位があるものは有段であることが望ましい
- 「取得」「合格」は資格の種類によって書き分ける
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6
趣味・特技
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- 箇条書きなどで簡潔に記載
- 仕事に結びつけやすいもの、長所や人柄をアピールできるものを優先的に記載
- 面接で話題になることもあるため中途半端な趣味や特技ではなく、面接官の興味を惹くようなエピソードを話せるものを記載した方がよい
- 競馬やパチンコなどギャンブルの記載は避けた方がよい
- 政治、宗教などの個人の思想、主義主張に触れる記載も避けた方がよい
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7
本人希望記入欄
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特別な事情がない限り「貴社の規定に従います」と記入
「特になし」「ありません」と記入しないように注意する - 原則として勤務条件や待遇については記載しない(面接・面談で伝える)
- 止むを得ない理由があり、選考段階での希望を伝えなければならない場合はできるだけ謙虚さが伝わるように記載する
- 応募職種やポジションが複数ある場合は、希望の職種・ポジションについて記載する
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特別な事情がない限り「貴社の規定に従います」と記入
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