転職ガイド  Step 3 面接対策

面接のNGマナー

採用面接は自分のキャリアや意欲をアピールするだけの場ではありません。面接官とのより良いコミュニケーションを通して選考通過を実現するために、下記のポイントを押さえておきましょう。

一方的に話すのではなく、質問の意図や背景を把握し答える

自分のキャリア・実績に自信を持っている人ほど、面接でたくさんのことをアピールしたいと考えてしまいがちですが、面接官が求めていない情報を伝えることによって「相手の意図・求めていることを汲み取れない=コミュニケーション能力が低い」と判断されてしまう可能性もあります。面接はアピールの場であると同時に、面接官との対話の場でもあります。こちらから一方的に話し続けるのではなく、まずは質問の意図や背景を正確に把握することに努め、求められていることにどう答えるかという事が大切です。また、質問に対する答えは簡潔にまとめ、1分以内に収めることをお薦めします。

事前に調べられる基本情報は面接で質問しない

面接で質問をすることは悪いことではありません。むしろ意欲的と評価されることもありますが、会社の設立年度や社員数、経営理念、事業内容、主要取引先など、企業サイトや求人票の募集要項などに記載されているレベルの基本情報を質問することは控えましょう。面接官は「社会人として、これらの情報を事前に調べてきているのは当然のこと」と考えています。採用企業の基本的な情報については面接前にしっかりと把握しておくべきです。実際の面接では事前に調べればわかる情報ではなく、面接官の立場・ポジションも考慮した上で、担当業務の内容、部門としてのミッション、組織・チームの体制といった内容の質問をするとよいでしょう。

前職の会社、退職理由をネガティブに話し過ぎない

転職や退職の理由を聞かれた際に、前職の会社や職場を批判するような理由を並ベ立てるべきではありません。程度にもよりますが、ネガティブな発言は面接官にマイナスのイメージを与えてしまいます。実際の転職・退職理由がネガティブな内容であったとしても、可能な限りポジティブな言葉に変換して伝えることを意識しましょう。たとえば「現職では任される仕事の範囲が狭かった」という転職理由であっても、「御社であれば、これまでの経験を活かすことで、より幅広い仕事を任せていただけると考えました」といったように伝え方を変えるだけで、面接官が受ける印象も大きく変わるはずです。

面接の遅刻は厳禁

あなたと同じように採用企業の面接官も、日々の多忙な業務の中で面接時間を調整しています。遅刻は厳禁ですし、遅くとも面接時間の5分前には受付を済ませておくよう心がけましょう。

その上で万が一、取引先との商談や会議が長引いてしまい、面接時間に間に合わないという状況が発生してしまった場合は、できる限り早いタイミングで企業に連絡を取りましょう。特に面接開始まで数時間、数十分という段階での連絡は、メールではなく電話で直接要件を伝えるべきです。面接にヘッドハンターが同席する場合は、担当ヘッドハンターに連絡してください。

まずは「本日、◯◯時に面接のお約束をいただいている◯◯と申します。誠に申し訳ございません。取引先との商談が長引いてしまい、御社への到着が◯◯分ほど遅れてしまいそうです」と自分の置かれた状況の説明とともに、誠意を込めてお詫びの気持ちを伝えるようにしましょう。また、面接前・面接後にも人事担当者や面接官に対して改めて謝罪し、予定時間を過ぎて面接を行ってくれたこと、もしくは別日程で面接時間を設けてもらったことに対する感謝の気持ちを伝えることが重要です。

面接に遅刻する場合の基本的な対応

  • 面接開始時間に遅れてしまうことに対して誠意を持って謝罪する
  • 一般的なビジネスマナーに則り遅刻の理由を説明する
  • 企業に到着できる見込み時間を伝える

例:「本日、◯◯時に面接のお約束をいただいている◯◯と申します。誠に申し訳ございません。取引先との商談が長引いてしまい、御社への到着が◯◯分ほど遅れてしまいそうです。」

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