わたしの転職体験談

少しの違和感だからと見逃さずに転換のタイミングと捉える。
自分の信念や価値観を大事にしてはたらける会社と出会うための選択

39歳・男性・転職回数:3回
金融業 営業・係長への転職
転職前

年収850万円

業種:不動産業

従業員規模:2,000人

職種/役職:営業/主任

転職後

年収850万円

業種:金融業

従業員規模:2万人

職種/役職:営業/係長

  • 転職活動期間
    約6か月
  • 応募した求人数
    20社
  • 登録した人材紹介会社数
    3社
  • 面談したヘッドハンター数
    3名
  • 面接した企業数
    6社
  • 内定数
    3社

転職理由、これまでのキャリア

もともと人の暮らしの中で重要とされる住まいやお金に関わる業界に関心がありました。前職は3社目で、ライフスタイルにあわせて変更した勤務地や、給与などの条件面が合うことを優先したハウスメーカーでした。しかし数字優先の風土にあって、「自分がやっていることは本当にお客さまのためになっているのだろうか」と疑問を抱き、モチベーションが上がらないことがありました。そこで改めて、「お客さまのためになる仕事」が自分の人生にとって重要だと気づき、転職活動を始めました。

新卒からの2社目までは金融業界での提案営業を中心に経験。自分が努力して知識を増やして試行錯誤をすることで、お客さまに合った金融商品を提案できるということにやりがいを感じていました。特にどういう瞬間に仕事のやりがいを感じたかを思い返してみると、「お客さまのためにかたちがないものを工夫して提案した」ときでした。例えば、証券会社に勤務していた際には、扱っている商品そのものは競合他社と一緒なので、「自分から買ってもらう」ために提案力・営業力が試されていたと感じています。だからこそ、お取引が成立した瞬間は大きな喜びでした。自分の提案でお客さまを幸せにできるような企業を選び、ポジティブに長くはたらき続けようと転職を決めました。

転職を進めるに当たっての
エピソード

キャリアアドバイザーとの面談時キャリアアドバイザーの濱元さんから電話をもらい、現状抱えている自分の課題を伝えた上でどういう業界や会社であれば自分にマッチするかどうか相談したことで、金融業界という業種の希望や条件面、やりたい職種がはっきりとしました。条件面だけではなく、「お客さまのためになるコンサルティング営業」ができる金融系の会社を紹介してもらいました。

紹介してもらった求人は、すべて自分に合っていると感じられました。特に条件面は私の意向に合っていたので、まずはすべての求人に応募し、実際に面接して担当者の方にお会いしたいと考えていました。応募を開始してから仕事をしながらの転職活動だったので、物理的に面接の時間や面接時の課題に対する対応、企業研究などの準備の時間を取るのに苦労しました。濱元さんから面接前に企業が求める人材像などについてアドバイスをもらえたので、夜の時間を活用しながらなんとか対策ができたと思っています。面接時の対応についても、細かいニュアンスまでメールやメッセージアプリでこまめにアドバイスしてもらえました。

面接時には、積極的にこちらからも質問し、価値観をすり合わせることを重視しました。例えば、営業なのでノルマがあるのは当然ですが、ノルマ優先だとお客さまのためになる提案がしづらくなる面もあるので、そのバランスが取れているかどうかなど、自分から質問を重ねていくことに気をつけました。実際にはたらいている方にまで企業理念が浸透しているかどうかも重要だと思っていたので、面接でのコミュニケーションからそうではないと感じた企業は辞退しました。入社を決めたポイント最終面接で残った外資系の保険営業と迷い、そちらのほうが給与などの条件面が良かったのですが、結局やりたい営業ができそうな現職を選びました。年収は最低ラインをクリアしていれば問題なく、自分のやりたい営業スタイルが長く続けられるかどうかがいちばん重要でした。お客さまのニーズに対してソリューションを提供すること、自分がカスタマイズして工夫しながら営業ができることが重要でした。

転職した後のご状況と、
今後どうしていきたいか

入社後4カ月が経ち、研修・OJTを経て商品内容を理解している状況です。まだ実際に提案しているわけではないですが、面接時と入社後のギャップがまったくなく安心しています。お客さまのご意向をしっかり聞き、必要なものを提案するという姿勢が徹底されているので、とても自分に合っていると思っており、今後営業ができることがとても楽しみです。金融商品の運用だけではなく、お客さまのライフイベントに関わる営業もできるので、しっかり商品の情報や動向をキャッチアップして提案したいと考えています。

転職活動中の方へアドバイス

自分の中で譲れないポイントを明確化し、優先順位をつけることが仕事の満足度アップにつながると思います。自分が大切にしているポイントがクリアできているか、転職活動中にも企業側に質問してみるのがいいかもしれません。例えば、私にとっては「やりたい営業スタイルができるかどうか」が最重要で、年収と業務時間は最低限「ここまででいい」という条件をクリアしていれば、あとは気になりませんでした。面接では「どんなスタイルの営業をしているか」をイメージするために一日のタイムスケジュールを聞いてみるなど、具体的な質問にブレイクダウンできたことが特に良かったと感じています。

キャリアアドバイザーからの
コメント

濱元 いづみ

パーソルキャリア株式会社 ハイキャリア支援部 キャリアアドバイザー

一定以上キャリアを積んでいる30~40代の転職活動の悩みは人の数だけあり、多様化しています。だからこそ、カウンセリング時にていねいに転職希望者の方と対話することが重要だと考えています。

主な目的は「なぜ転職したいと思ったか」の解像度を上げ、「中長期的な視点での希望」についてお伺いすることです。
今回は、初回のカウンセリング時に特に時間をかけて「中長期のキャリア」について対話しました。

われわれキャリアアドバイザーが大切にしているのは、面談に来ていただいた方が前向きに転職活動のスタートを切れる状態を築くことです。 転職活動のスタートの一つが、「キャリアの対話」だと考えています。
仕事内容や職場に違和感を持っていても、「どうしたいか」「具体的に何に違和感があるか」を明確に語れる方は多くありません。そういった理由から、どういった体験から違和感を持って転職を意識され始めたのかのエピソードを伺い、対話を通してご本人の「仕事観」を明らかにしていきます。その上で、中長期的な「キャリアビジョン」もお話しいただいています。

20代の転職活動では目下「やりたいこと」「伸ばしたいスキル」などご本人の現在地を起点に会社選びをすすめるケースもありますが、30~40代の転職ではより未来志向で長くキャリアを築けるステップアップを目指したほうがよいためです。

まずは、現職に違和感があったらぜひ転職サービスに登録してみることをおすすめします。ご本人が考えた結果、転職前の職場に残ることもポジティブな選択だと捉えています。ご本人の長期的なキャリア形成を考え、ポジティブな選択を導き出すサポートをするのがキャリアアドバイザーの役割なので、まず迷ったら自分がどうしたいかを知るためにも相談いただけたらと思います。※キャリアカウンセリングは、dodaのハイクラス層専属のキャリアアドバイザーが担当いたします。
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