見落としがちな転職のコツ
2021年02月16日
自身の採用が前提の求人が生まれる可能性
あなたの採用が前提の求人が生まれるかもしれない
一般的な転職エージェントと違い、ヘッドハンターは企業の経営層と密接なリレーションを築いています。
経営層の方たちと接すると、経営上の課題について相談を受けたり、新規事業についてディスカッションしたりする場に居合わせることも少なくありません。
そのような話の中で、「それだったら、御社にはこういう人が必要になりますよね?」「確かに。いい人いる?」といった自然な流れで新たな求人が生まれることがあります。
こうした事例は特殊なケースではなく、ヘッドハンターなら誰もが経験しているもの。
特に、経営トップが採用にもコミットする中堅企業やベンチャーを顧客に持つヘッドハンターは、そのような機会に頻繁に遭遇します。
実は、「こういう人が必要になりますよね?」と言った時点で、多くの場合ヘッドハンターの頭の中には具体的な転職希望者の顔が思い浮かんでいます。
そして、経営者から「いい人いる?」と聞かれたら、すかさず「こういう人がいるのですが、会ってみますか?」と切り出して、面談の了承を取り付けるのです。
経営者と話すヘッドハンターの脳裏に浮かぶには
このような流れで生まれた求人は、そのヘッドハンター専任の求人になります。
そしてその求人は、具体的な人物像を前提とした要件になるため、転職希望者が応募の意思を示しさえすれば、その後スムーズに採用決定まで話が進む可能性が高いです。
では、これを転職希望者の観点で考えた時、企業の経営層と話すヘッドハンターの脳裏に思い浮かぶためには、何が必要でしょうか。
その条件として、少なくとも一度は直接会うか、電話やオンライン会議などで面談をしていることは最低限必要になるでしょう。
その上で、ヘッドハンターが「この人なら、どんな会社にも自信を持って推薦できる」と確信し、企業へ即座に提案できる程度の信頼関係が築けていることが必要です。
したがって、誰もが”脳裏に浮かぶ”対象になれるわけではありません。
とはいえ、ハイクラス転職特有のこうしたチャンスをつかむには、スカウトを受け取ったらその求人に応募する・しないにかかわらず、できるだけヘッドハンターと面談をすることが重要です。
そして、面談したヘッドハンターに強く印象付けられるよう積極的に、自分らしさが際立つアピールをしましょう。