見落としがちな転職のコツ

2020年9月15日

「自分には無理かも」と思うスカウトが来たら?

「自分には無理かも」と思う求人のスカウトが届いたら?

スカウトメールが届いた時、「なぜ自分に声がかかったのだろう?」と訝しんで、返信するのを遠慮してしまう方がいらっしゃいます。

今、在籍している会社とは異なる業種や、現在の職種とは異なるスカウトだと、自分の経験・スキルのどの部分が活かせるのかイメージできずに、そのままスルーしてしまうケースは少なくないようです。

似たようなケースでは、スカウトされた求人を見て「自分には務まりそうもない」と思って返信せずにそのまま…という方もいらっしゃるようです。今まで経験のない「CxO」「事業責任者」といったポジションのスカウトに対して、気後れしてしまうというケースです。

その求人が、“やりたくない仕事”なのであればそれで問題ないでしょう。でも、少しでも興味がある仕事なのであれば、チャンスをふいにしてしまっているかもしれません。

興味が少しでもあるスカウトには、返信して確認を

なぜそう言えるのか。それは、あなたの元へスカウトメールが届いた時点で、少なくともそのメールを送ったヘッドハンターの頭の中に、あなたがその求人にマッチするはずだというヘッドハンターなりの根拠が必ずあるからです。

「業種(職種)が違うから筋違いだ」「自分に務まりそうもない」と切り捨ててしまう前に、ヘッドハンターに一度その「根拠」を聞いてみても損はないはずです。

例えば、スカウトメールに「事業責任者」という募集職種が書かれていたとしましょう。でも、入社してすぐに事業責任者としての職責を100%果たしてほしいのか、それとも数週間〜数カ月というランディング期間を想定しているのかは、企業や求人によって異なります。

「このポジションは自分には荷が重そう」と思った人も、そのポジションに課される具体的なミッションや、その企業が外部から人を採用しようと考えた背景、組織体制を聞けば、「それなら自分にもできそうだ」と考えが変わるかもしれません。

転職という人生において大きな判断をする上では、集められる材料はできる限り取りに行くことが重要です。「なぜ自分が」という疑念や、「自分にはできない」という思い込みだけで判断する前に、一度ヘッドハンターにスカウトの「根拠」を確認してみることをお勧めします。

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