見落としがちな転職のコツ
2019年11月19日
面接後、ヘッドハンターに感想を伝えたほうが良いのはなぜ?
ヘッドハンターを通じて誤解を解いたり、入社への意向の強さを伝えられる
ヘッドハンターは、必ずと言っていいほど、転職希望者の方に「面接が終わったら、電話で感想を教えてください」と依頼します。面接を終えてほっとしているタイミングで、どうしてヘッドハンターに連絡しなければならないのかと疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
なぜヘッドハンターが、そのようなお願いをするのか。それは、仲介者である以上、面接を経て双方がお互いにどう感じたかを知っておく必要があるからです。
ヘッドハンターは面接後、企業からも同様に感想を確認します。そのタイミングで、企業はヘッドハンターに「○○さんはなんと仰っていましたか?」と必ず聞いてきます。その際に「○○さんからは何も聞いていません」ということになると、企業からは「良い話だと思われなかったのかな」「ウチはあまり興味を持たれていないのだな」と捉えられてしまい、それだけで転職希望者の方にとって大きなデメリットとなってしまいます。それとは逆に、ヘッドハンターを通じて、入社への意向の強さを伝えることも可能です。
面接で生じた誤解を解くカギになることも
面接の感想を聞くのには、もう一つ理由があります。それは、面接の中で転職希望者の方の考えや意図が企業に正しく伝わっていなかった場合に、ヘッドハンターから補足の説明をするためです。
面接後、ヘッドハンターが企業に感想をヒアリングすると、「この質問の回答が、当社の考えとズレがあり、少し引っかかった」と懸念材料を示される場合があります。しかし、双方の話を紐解いてみると、実は言葉の“あや”で、単なる誤解だと判明することが少なくありません。企業は限られた面接時間の中でさまざまな事柄について確認しなければならないため、転職希望者の方の回答に懸念を感じても、一方的に意図を誤解したまま次の質問へ進んでしまうこともあります。そのような場合に、ヘッドハンターが転職希望者の方から面接でのやりとりの様子を詳しく聞いておけば、誤解を解き、企業の懸念を払拭することができます。
面接後にヘッドハンターに感想を伝えるのは少し面倒と感じるかもしれませんが、このようなメリットも多いため、ぜひ転職成功の一助にしていただけたらと思います。