見落としがちな転職のコツ

2019年9月24日

良いヘッドハンターの見極め方

良いヘッドハンターとは長く付き合った方がいい

特定のヘッドハンターと長く付き合うメリットとして、転職したいと思う度に、初対面のヘッドハンターに一からキャリアや人生の展望まで説明しなくて済むことが挙げられます。

将来、再び転職したいと考えた時に、前回話した事柄の「差分」を伝えるだけで、ヘッドハンターはすぐにあなたの事情や背景を理解できるため、スムーズな求人の紹介につながります。あなたの転職を支援したことのあるヘッドハンターであればなおさら、あなたの人柄や志向までよく把握しているため、求人もよりあなたに合ったものになり、効率よく転職活動ができるはずです。

良いヘッドハンターを見極めるポイントは2つ

ただ、長く付き合うといっても、1人のヘッドハンターに依存してしまうと紹介される求人に偏りが出てしまいがちです。そのため、できれば2、3人は信頼できるヘッドハンターを「確保」しておくのが望ましいでしょう。しかし、何人ものヘッドハンターと会っていると、「信頼できるか」をどうやって見極めればいいのか、頭を悩ませることもあるかもしれません。

長く付き合うヘッドハンターを見極めるポイントは、2つあります。

1つ目は、これまでのキャリアを話した時に、それを踏まえた上で「しっくりくる」キャリアの方向性を端的に示してくれたかどうか。「しっくりくる」なんて感覚的な判断軸だと思われるかもしれませんが、納得感の高低には、ヘッドハンターの業界・職種への理解度と、それを具体的なキャリアプランに落とし込める引き出しの多さが如実に表れるもので、あなた自身の感覚に従って間違いないはずです。そして2つ目のポイントは、提示したキャリアの方向に沿った求人を持っているかどうかです。

この2つのうち1つでも当てはまらない場合は、あえて「長く付き合おう」とは思わなくても良いでしょう。あなたのキャリアを深く理解できても、求人を持っていなければただの理解者に過ぎませんし、あなたのキャリアについて理解がないのであれば、「よさそう」と思える求人を提示してくれたとしても偶然だった可能性が高いからです。

ただ実際のところ、この2つを満たすヘッドハンターに出会える確率は、そう高くはありません。ヘッドハンターから声がかかった時は、よほど的外れな話でない限りは、長く付き合えるヘッドハンターかどうかを試すつもりで会ってみるのもよいのではないでしょうか。

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