HEADHUNTER INTERVIEW

転職希望者の方々にとって
「人生をかけて夢中になれるもの」を
一緒に探し続ける伴走者でありたい。

パーソルキャリア 
エグゼクティブエージェント 
エグゼクティブコンサルタント

沖田 芳智

得意分野:メディカル業界
大学では生物化学を専攻。新卒で入社した外資系アパレル企業のビジュアルマーチャンダイザーとして活躍した後、大手人材総合サービス会社に入社し、ヘルスケア業界のキャリアカウンセラーを約8年間経験。2016年、当社参画後も一貫してヘルスケア業界を担当。医療機器メーカーにおけるスペシャリスト人材の転職支援に強みを持つ。

医療業界のために仕事がしたい。
その思いは10年経った今でも変わらない。

私は新卒で外資系アパレル企業に入社し、店舗における商品レイアウトを担当していました。しかし、店舗が閉店してからの仕事がほとんどで、夜勤が多かったために体を壊してしまったのです。次の仕事を探すために人材紹介会社に登録してカウンセラーのコンサルティングを受けているうちに、多くの人と関わる人材紹介の仕事そのものに興味を持つようになったことが、現在の仕事に就くきっかけとなりました。最初は「自分が働いていたアパレル業界の人たちを助けたい」という思いもあったのですが、配属されたのは医療業界。当時は業界に対する知識もほとんどない状態でしたが、仕事をしていくうちに医療業界の重要性や抱えている課題などを知るようになり、「世の中の多くの人たちに必要とされているにも関わらず、ここまで人の採用が難しい業界があるのか」ということに衝撃を受け、この業界のために仕事がしたいと考えるようなったのです。

以来、医療や製薬、医療機器など、ヘルスケア領域の人材紹介に関わり続けて10年以上が経ちましたが、今でもこの業界に特別な愛情を持ち続けています。当社に転職した理由も「医療の世界にもっと深く関わりたい」ということが大きかったですし、医療業界というフィールドで「もっと素晴らしい会社や仕事がある」「こんな素晴らしい人が活躍している」ということを伝えていける仕事自体に大きなやりがいを感じています。

常に意識しているのは、
転職希望者の方の積極的な選択。

転職希望者の方には、人生を振り返ったときに後悔をするような選択だけは絶対にしてほしくないと考えています。仕事を選ぶことは人生そのものを選ぶことに近く、ご本人による積極的な選択をしていただく必要があるので、私の方でも可能な限り「不満からの脱却をするために今目の前にある選択肢から何かを決める」ではなく「転職をすることで自分はこれをかなえたい」という意思を持って選んでいただけるような案件をご紹介できるように努めています。それでも「これでいい」というスタンスで会社を選ぼうとする方に対しては、私の方から「本当に転職して楽しく働けそうですか?」と何度も意向を確認するようにしています。ご本人の意思が曖昧なままではヘッドハンターや企業本位の転職になってしまう恐れがあるので、そこだけは譲りたくないのです。

また、私は転職希望者の方々に対して単純に会社や仕事を紹介するだけでなく、「人生をかけて夢中になれるもの」を一緒に探しにいける伴走者でありたいと考えています。もちろん「私が見つけて差し上げます」ということではありません。転職の主役は転職希望者の皆さんです。ただ、私たちは夢中になれる仕事を見つけたいと考えている方々に対して多くの選択肢を提供できますし、夢中になれる仕事を探すためのフォローはいくらでもさせていただくつもりです。皆さんにとっての「これがしたい。これがいいんだ」というゴールを一緒に見つけることができれば、ヘッドハンターとしてこれ以上の喜びはないと思っています。

転職だけをサポートする存在から、
転職後の人生もサポートする存在へ。

昨今では医療業界でも、テクノロジーの進化を背景とした機械化やIT化が進行しています。過去数年は他の業界に比べて遅れていた分、この先5年、10年という期間の医療業界の変化のスピードは、他業界にも増して激しくなることが予想されます。また、このような業界全体の変化に伴い、これまで以上にスペシャリティの高い人材の流動が活発になることは間違いないでしょう。私自身も、そうした時代に対応できる知識・専門性を高め続けていく必要があると考えていますし、転職希望者の方々に対しても、これからの時代のキャリア形成に則した有用な情報を提供していきたいと思っています。

私としては、これからも末長く医療業界で働く人たちがやりがいを持って、後悔することなく、自分の意思で決めた仕事を楽しみ続けるためのサポートを行っていくつもりですし、そのことを通じて医療業界全体を盛り上げていきたいと考えています。また、今後は私たちヘッドハンターのあり方も少しずつ変わっていくだろうと思っています。これまでは転職という一時的なイベントだけをサポートする存在にとどまっていましたが、今後は一度関わった個人の方が転職後、仕事で壁にぶつかったとき、キャリアの方向性で迷ったとき、長い人生の中で立ち止まるようなことがあったととき、いつでもご相談いただけるような存在であれたらいいなと考えています。

※各記事の内容や経歴は、インタビュー当時のものです。