HEADHUNTER INTERVIEW
自分が介在することで、
転職希望者の方々が想像もしなかった
人生の選択肢を提示したい。
パーソルキャリア
エグゼクティブエージェント
エグゼクティブコンサルタント
竹村 潤
- 得意分野:IT・インターネット業界
- IT/インターネット業界に特化した転職エージェントにて7年間、ベンチャーから大手企業まで幅広い企業の採用支援業務に従事。マネージャーとしてマネジメント業務に携わりながら一コンサルタントとしても活躍。大手メディアでの顧客満足度に関する表彰の受賞歴有。その後、当社に参画。
社会に価値があると思える企業に、
本当に優秀だと感じた方を。
私は10年以上に渡ってIT・インターネット業界を専門に、主に技術者の方を対象としたヘッドハンティングに携わってきました。この業界は絶えず変化し、新たなビジネスモデルを掲げる企業が続々と現れています。特にIT化が遅れている産業をデジタルで革新する“X-Tech”の領域には個人的に関心を寄せており、世の中にないサービスを生み出して我々の暮らしを変える可能性を秘めた企業に出会えた時は高揚します。
たとえば以前、私がご支援させていただいたのは不動産テックのベンチャー企業。旧態依然とした不動産取引をITで変革しようとされており、社会的にも非常に大きな意義があるビジネスでした。しかし、それを具現化できるエンジニアの組織がまだ整備されておらず、核となる人材を必要とされていた。そこで、同社のビジョンに共感された技術者の方をご紹介させていただいたところ、先方からの評価も高く、エンジニアチームを率いる立場として入社されることに。その不動産テック企業は瞬く間に急成長を遂げ、IPOを経て東証一部に上場。私がご紹介した技術者の方は常務取締役に昇進し、いま経営の一翼を担われています。こうした社会にとって価値があると心から思える企業に、本当に優秀だと感じた方が入社して活躍される。そんなマッチングが果たせた時、私はヘッドハンターとして大きな醍醐味を覚えます。
リアルな情報を絶えず収集し、
根拠と説得力のあるご提案を。
自分が本当に良いと思う企業をご紹介したいというのが私のスタンスですが、ただ個人的な想いを伝えるだけでは、転職希望者の方々への説得力はないと考えます。なぜその企業でキャリアを積む価値があるのか、根拠をもって客観的にご提案できるよう、現場のリアルな情報を絶えず収集することに努めています。ときには、その企業を退職された方々に接触して辞めた理由をおうかがいすることもあります。可能であれば複数の方からヒアリングしてさまざまな意見を集め、そのなかから私なりにその企業の長所短所を把握していく。さらに、企業側にも同様にアプローチし、先方からオーダーをいただいた人材の要件が果たして妥当なのか、現場の方々にもリサーチして裏付けを取るように心がけています。
転職希望者のみなさんが知りたいのは、求人票で公表されているハードデータだけではなく、その業界や企業についてのリアルな情報だと思います。ですから私が収集した情報はすべてお伝えしたい。たとえ信憑性に乏しいネガティブな情報であっても、真偽のほどが定かでないことをお断りした上で、判断材料のひとつとしてお話しさせていただいています。最初の面談時からこうした情報をすべてご提供し、けっしてこちらの意図を押し付けることなく、転職希望者のみなさんご自身で納得のいく意思決定ができるような配慮を行っています。
長年に渡って培った“集合知”で
確度の高いマッチングを実現する。
ヘッドハンターとしての私の介在価値とは何か。それは転職希望者のみなさんが想像もしていなかった企業との出会いをもたらし、人生に新たな選択肢をご提供できることだと考えています。ご自身が無縁だと思っていた企業に実は活躍の機会があるというケースは多く、事実、私はこれまでIT・インターネット業界でそうしたマッチングを数多く手がけてきました。こうした実績をもとに、いま私の頭の中には、スキル別や思考別にどんな技術者がどんな企業で活躍されているかというデータベースが築かれています。こうして培われた“集合知”をもとに、みなさんからご登録いただいた経歴を読み解き、ご自身がおそらく意識されていない企業からのオファーも積極的にご紹介しています。私が介在することで、確度の高いご紹介が実現できると自負しています。
ヘッドハンターは、転職希望者の方々の人生に大きな影響を与える存在です。ですから、その責任を担うにふさわしいプロフェッショナルではなければならない、というのが私の信念です。自分が担当するIT・インターネット業界については裏も表も知り尽くし、誰よりも詳しくありたい。そして、転職希望者の方々が必要とされる情報をいつでもすぐに提供できる態勢でありたい。そのための労力はけっして惜しまず、転職希望者のみなさんがより有意義な人生を送ることのことできる一助になれればと思っています。
※各記事の内容や経歴は、インタビュー当時のものです。